幸せではない、けれど。感じた事。
暖かいものに包まれて、只管まどろんでいるような感覚。
「全、君が幸せで無いというのなら何が幸せだと思う?」
「え・・?」
「君の描く幸せは何?」
暖かい、家。優しい、家族。幸せな、日々?
幸せって何だ。
「わからない。・・だから求めるんだ」
「そっか・・そうなのだろうね。僕もよくわかってはいないし」
ゴミの中で生きる日々を幸せだと思う者も居れば、
命を請い続ける自分を幸せだと思う者も居るのだろう。
それよりももっと悲しい者が居るから。
全てを失くした者。
「密。僕はやっぱり行くよ」
行く先は、わからないまま。
Can I become fortunate in the following tale?
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